自立学習塾Orient!のプログラムの一つ「ボードゲームプログラム」では、100種類以上のボードゲームでの遊びを通じて、集中力・計算力・記憶力・空間認識能力・交渉力・表現力などを楽しみながら養います。ゲームクリアに求められることをみんなで振り返り、さらにそれが普段の生活や今後の実社会にも大事なことだと自然に理解できるプログラムです。
ここでは、「ボードゲームプログラム」でも使用しているボードゲームについて、一つずつ紹介していきます。
記念すべき第1回にご紹介するのはこちら。
プレイ人数:3~4名
プレイ時間:40分~60分
対象年齢:10歳から
私がボードゲームにハマるきっかけとなったゲームです。学生時代に仲間と夜を明かしてプレイしていた思い入れのあるゲームで、第1回にふさわしい名作です。このゲームの魅力を一言で伝えるのは難しいですが、戦略性が高く、頭を使ってゲームへの理解が深まった分強くなっていくのが楽しく、とても中毒性があります。
確率論に基づくリスクとリターンの判断、他のプレイヤーとの交渉・かけひきなど、様々な要素がありますが、ルール自体は複雑でなく子どもでも楽しめるものとなっていて、遊びながら学ぶのに適したゲームです。
<ルール説明>
※ボードゲーム情報サイト「ボドゲーマ」より引用
「カタンの開拓者たち」は、「カタン島」という無人島を舞台に、3~4名のプレイヤーが参加し、島を開拓競争するボードゲームです。開拓地を増やす・街を成長させる・道を拡張する、がメインアクションで、街の数や道の長さを競い合って10点先取した人の1人勝利ゲームです。何をするにも「資源」を消費していきます。
プレイヤー間で「資源の交易」を行いながら、自分の領地を拡大していきます。この交易が、カタンが人気の理由です。有利に交易/交渉を行っていくために、バランスよく資源を回収したり、特定の資源を独占しにいったり、プレイスタイ ルは盤によって様々です。例えば道を拡張するために「木材1つ」を手に入れるために、誰かと交易することができます。ここで「木材1つでどれだけ資源を提供してくれるかの交渉」が可能です。この交渉が醍醐味なのです。
<学びの例>
このゲームでは、2つのサイコロを振り、その目の合計の数字の土地から出る資源をもらえます。下記のような場合、合計が2だと小麦のカードがもらえ、6だと木材のカードがもらえるという形です。
では小麦と木材ではどちらが出やすいでしょうか。何倍くらい出やすいのでしょうか。
2が出る組み合わせは、サイコロの両方1が出る場合の1通りだけ。
一方、合計で6が出る組み合わせは1-5、2-4、3-3、4-2、5-1の5通りがあり、木材のほうが5倍もらえやすいということになります。実際にゲームをした際に、サイコロの目を記録していって、確率通りになっているのか、確認していっても面白そうです。
このように、様々な学びの要素があるゲームです。ご興味があれば、塾生以外も参加できる、親子で楽しめるボードゲームイベントも随時開催しております。ぜひお気軽にお越しください。