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ナナメの関係(不登校のためのキーワード)
投稿者 ブログ・お知らせ, 不登校のためのキーワード
10月 29

ナナメの関係(不登校のためのキーワード)

今回から不登校の子どもが前を向いて進めるための重要な知識・キーワードを解説していきます。今週のテーマは「ナナメの関係」です。

ナナメの関係とは、親や教師のような縦の関係ではなく、子ども同士のような横の関係でもない、利害関係のない第三者との関係をナナメの関係といいます。ではなぜこういったナナメの関係が大事なのでしょうか。それは、不登校の子どもが新しい価値観に出会い視野を広げるために重要な存在だからです。

 

不登校となる原因の中で多いものの一つに友達・クラスメートとの人間関係があります。学校は子どもに取って長い時間を過ごす場であり、成長のために学校での人間関係は大きな意味を持ちます。ただ日本では特に学校という場は同調圧力が強く存在します。友達同士からも先生からも同じ価値観を求められることが多くあるのではないでしょうか。しかしながら、価値観は個々人によって異なり、求められる価値観とのズレが大きくなると、居心地の悪い場となっていきます。

しかし、学校の外には様々な人がいて、それぞれ異なる価値観があります。それらに触れることで当り前だ、当然のルールだと思っていたことも決して当り前ではないことに気づきます。学校にはない様々な価値観が存在することで、ズレがあっても大丈夫だと感じることができます。自分の価値観を自分で認めていくためにナナメの関係という存在が重要になってくるのです。

 

また、子どもにとって「家庭」も一つの場です。家庭内にもそれぞれ価値観が存在します。そして思春期は、親の価値観に従うのでなく、子ども独自の価値観を形成する時期です。親のいうことに反抗することもそのあらわれではあり、そういったことが子どもの自立につながっていきます。この時期に自分の価値観を形成していくためにも、様々な価値観に触れることは重要な事です。やはりここでもナナメの関係が活きてきます。特に不登校の間は家庭以外の人間関係が希薄になるため、気軽に話ができる第3者がいると良いとされます。

 

とはいえ、子ども自身がそういった関係を作ろうと自発的に動くことは少ないです。無理強いをしない程度に保護者の方がナナメの関係と出会える場に誘ってみることが必要になります。学習塾Orient!でも定期的にボードゲームのイベントなども開催していて、気軽に来てもらえるような場を設けています。地域には様々な活動をされている方がいるので、色々と子どもが興味が持つものを探してもらえれば良いのではと思います。

その中で子どもにとってしっくり来るところが見つかれば、そこは子どもにとっての第3の居場所(サードプレイス)となります。第1の居場所(家庭)や第2の居場所(学校)とは異なる「逃げ場」や「やすらぎの場」として機能することで、心のエネルギーをたくわえ、将来に向けた自立に向かっていけます。自立学習塾Orient!でもそういった場になるよう、子どもの発達や心理などの専門知識を踏まえて、保護者さまと連携を取りながら、子どもとのコミュニケーションを図っていきます。