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失敗から学ぶパズルゲーム「ウボンゴ」【ボードゲーム紹介】
投稿者 ブログ, ボードゲーム
12月 11

失敗から学ぶパズルゲーム「ウボンゴ」【ボードゲーム紹介】

今回、ご紹介するのは「ウボンゴ」というパズルゲームです。ルールは単純で、いくつかのピースを組み合わせて、決まった形を早く作った方が勝ちというゲームです。

■ウボンゴ Ubongo

プレイ人数:1~4人
対象年齢:8歳から
プレイ時間:20分程度
※パズルピースが立体になっている「ウボンゴ3D」もあります

8歳以上が推奨されていますが、単純なルールなので小学校低学年でも遊べるかと思います。それでいて子供向けというわけではなく、大人でも十分楽しむことができます。特に立体パズルになる「ウボンゴ3D」は、難易度がグッと上がり私でも解くのに苦労します。

タングラムなどの知育パズルにも近く、複数人でスピードを競っても良いですし、1人でも遊ぶことができます。このような図形パズルでは、図形感覚・創造力・考える力・集中力を養えたり、達成感が得られるといったことが言われています。

このゲームは「頭で考える」より「手で考える」ゲームかと思います。子どもにこのゲームをやってもらうと、頭の中で考えてから組み立てるのではなく、まずピースに触っていろいろとやってみてくれます。一発で正しい形にたどり着くことはなく、間違いながら色々なパターンを試してみる、そんな遊び方に自然になります。

私が感じるこのゲームの良いところは、途中いろいろ間違えたとしても、間違えたと感じないところです。間違うなかでいろいろと気づき、正解に近づいていきます。

これは本当に大事なことで、ゲームに限らず、成功するためには様々な失敗から学んでいくことが必要です。とはいえ、失敗することはイヤだったり、怖かったりするのも自然だと思います。

そんな中このゲームでは自然に間違うことができます。どれだけ間違っても早く正解にたどり着いた方が勝ちなので、小さな失敗にいちいちくよくよしていられない、こういう姿勢をゲームを通じて身につけられるのは、本当に有意義だと思います。気軽に間違えられるというのはゲーム全体に言えることでもありますが、ウボンゴは特にそのスピードが早いと思います。

そんな中で、何回もやっていくといろいろなコツを身につけて行きます。

・大きいピースから考えたほうがいいかも?
・複雑な形のピースから考えたほうがいいのでは?
・ピース同士ぴったり来る組み合わせを試してみよう。
・ひっくり返しても同じ形のものもあれば、別の形になるものもある!

こういった学びの過程が見えやすいのもいいところです。このゲームをするときは、是非子どもにコツを教えすぎず、自然に気づくようにしていってもらいたいと思います。

体験したいという方は、毎月第1日曜にやっているボードゲーム体験会にぜひ遊びに来てください。

自立学習塾Orient!のプログラムの一つ「ボードゲームプログラム」では、100種類以上のボードゲームでの遊びを通じて、集中力・計算力・記憶力・空間認識能力・交渉力・表現力などを楽しみながら養います。ゲームクリアに求められることをみんなで振り返り、さらにそれが普段の生活や今後の実社会にも大事なことだと自然に理解できるプログラムです。

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