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効果的な勉強方法:ノートの取り方
投稿者 勉強方法
2月 21

効果的な勉強方法:ノートの取り方

「ノートをちゃんと取るように」と言われることは多いと思いますが、どのように取るのがよいのかちゃんと教えてもらったことはありますか?「ノートの取り方なんて自由だ」「自分のやりやすいようにやっている」と思うかもしれませんが、ノートの目的を考えると、明らかに効果の出にくいやり方を取っていることがあります。今回は、効果的なノートの取り方についてご紹介します。

ノートの目的

ノートの目的の1つは、授業の「情報を記録する」ことです。授業の内容をあとで思い出すためにノートに取ります。自分のノートをどんな時に見直していますか?その日に家で復習するときに見直すのはもちろん有効です。宿題をするときにやり方を見直すということもあると思います。もう一つおすすめなのが、次の授業の直前に前回のノートをぱっと見返すこと。これだけでこの後に聞く授業の理解がしやすくなります。

そして目的のもう1つは情報を整理し、記憶へと定着させること。授業で話したことの全てをノートに取ることはできないので、自分なりに大事なところをつかみ、それをノートというかたちで整理して書くことになります。そうしながら授業を受けることで、頭が整理され重要なところを覚えていくことにつながります。

ノートをとるときのポイント

1.綺麗にしすぎないこと

ペンを何色も使ったり必要以上に丁寧に書こうとすると、ノートづくりに時間がかかってしまい、肝心の授業の内容が頭に入ってきません。ペンの色は3色程度あれば十分です。また使うペンのルールも統一しておきましょう。覚える語句は赤ペン、装飾は青ペン、といったように決めておくと、ノートに統一感が出て、どの色を使うか考える手間も減ります。

2.適度に余白をとる

ノートが文字で埋まりすぎているとどこに何がかいてあるか、ポイントが何なのかがわかりにくくなります。適度に余白をとるように意識していきましょう。書いている途中で書きたいことが追加で出てくるときにも役立ちます。

3.先生の言葉や教科書を丸写ししない

教科書は丁寧に書いてある分、説明の文章が長くなりがちです。また同じものを丸写しするなら意味がなく、頭も働かせられません。ノートとしてとるときは自分なりに短くまとめていきましょう。具体的には箇条書きや矢印、記号(〇、×、!)などをつかって、つなぐ言葉を減らしていくのがおすすめです。

4.適度にエリア分けをする

例えば、数学などでは、授業で教わる内容、問題演習、計算スペースなどが、ごちゃごちゃになっているようなノートも多く見かけます。ノートをエリア分けしてそれぞれのスペースが何なのかをわかるようにしておきましょう。また問題演習では間違えたところは消さずに残し、間違えたところを赤ペンで上書きするようにしましょう。自分がどこで間違ったのかが明確にわかります。

5.見出しをつけてどの範囲の授業かわかるように

その日の授業について、見出しをつけたり、教科書の何ページと対応した内容なのかを書きましょう。あとで振り返りをするときの効率が大きく上がります。

ノートをとる力は今後も役立つ

社会人になっても、新しいことを教わることは多くあり、メモを取る機会は多くあります。会議の議事録をまとめたりすることもあるでしょう。そういったシーンでは、要点をまとめてノートをとる力は重要になります。今後も長い間役に立つ力です。先生から言われて取る、恰好だけのノートから卒業し、自分の学びや今後に役立つようなノートの取り方を身につけていきましょう。

ただ、いきなり完璧にノートをとれる人はほとんどいません。実際に書きながら慣れていき、大人からコーチを受けることが大事になってきます。

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